能勢鋼材株式会社

能勢孝一 公式ブログ

2007年02月6日

平成19年2月6日 火曜日

  昨日、上海より戻りました。
昨年11月の訪問以来です。
日本人で上海に工場進出している友人とその会社の中国人の総経理とご一緒させていただいた際お聞きした話です。
 
大きく分けて下記の2つの考えや目的で中国へ進出してくるのだそうです。(改めて)
① 日本国内では生産コストがあわない。労働賃金の安い中国で生産しなければ会社は存続できない。とりあえず、日本の中古機械、人員で進出。
数年は利益も生み出すであろうが短命で終わりえるだろう。
② 大手自動車メーカーの例にもあるように最新の技術と人員で進出してくる企業。
なによりこれから中国市場をマーケットとし共に現地で喜ばれる企業になる。
すぐには採算ベースには乗らないだろうが長期的にみると成功するであろう企業。
 日本人同士でも難しいのに、国も文化も思想も何もかも異なる地で進出するということは困難でしょう。法的にもよく変わる国でもありますし。
当面は外国資本に頼らざるを得ない現実。法人税の増額等に見られるように少しずつ外資排除(選別)に動いているようにも思えます。
 最後に反日感情について
 過去の戦争や今日の政治家の対応の問題。マスコミなどで報道される一貫性の無い視聴率稼ぎの報道。今やインターネットなどで情報がいたるところで得られる時代。
 今回訪問して総経理から聞いた話しに考えさせられました。
 もともと中国国内にあった各メーカー等、かつて中国人が誇りとさえしていた会社が外資に飲み込まれ消滅していった事実。これらの長く、短い間に起こっている感情の蓄積。日本人のみならず外国資本が労働賃金の安い中国人を使い捨て機械のように雇う姿。やはりそこは異国の地。
ただ一言で反日感情といえどもなかなか奥の深い問題であると思います。
論語より 為政第二
 或るひと孔子に謂いて曰く、子なんぞ政を為さざる。子曰わく、書に云う、孝なつかな惟れ孝、兄弟に友に有政に施すと。是れ亦政を為すなり。なんぞ其れ政を為すことを為さん。
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