能勢鋼材株式会社

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2011年11月21日

台湾研修

11月16日からイワタニステンレス会の海外研修で台湾のメーカー4社
流通1社の計5社を見学訪問して来ました。
初日は台南にある丸棒メーカーの華新麗華(ワリシン)へ。
台湾工場ではピーリングは65Φまで製造可能、中国工場では152Φまで製造しております。
他に引き抜き丸棒や6角棒も生産しています。
2日目はステンレスの一貫圧延メーカーのYUSCOを訪問。
電気炉でスラブを製造して2Bは3ミリの5幅まで製造可能。
昨年2010年にはJIS認証を取得しております。
韓国メーカーPOSCOの台湾版の様なメーカーでした。
3社目は有益鋼鉄へ。
ここはYUSCOより材料を供給してもらっている、厚板の精製工場です。
板厚は60ミリの5幅まで製造可能です。
4社目は高雄の近くにある伍経社という問屋さんを訪問して来ました。
売上年商は120億円。プラズマ切断機を6台、さらに2台新設予定です。
レベラーも持っており、7ミリの5幅までと13㎜の2000幅までのスリッター&レベラーを持っていて、更に板厚1.2ミリから6ミリまでにプレスに依る縞板も作っていました。
5社目はパイプのメーカーで彰源企業。
パイプ以外にもコイルセンターや研磨ラインも持っており、2009年にJIS認証を取得しております。
今回の視察で感じた事は日本は中国や韓国ばかりに目を向け過ぎていて、台湾のメーカーや流通の事を余りにも知らなさ過ぎる様に感じました。
品質や管理には韓国や中国と共に問題はあるかも分りませんが、日本だけが独自に過剰品質なステンレスを作り、コストに跳ね返って競争力を無くしている可能性も否定できません。
これからの世界のステンレスは、性能さえカバーできるのなら、見栄えについては文句を言わないユーザーが増えてくる可能性は大きいと思われます。
しかし、反面、品質に拘るユーザーもある事は間違い無いとも思われます。
そこで弊社としてのこれからの進むべき道を決めて行かなければならないと強く感じて帰って来ました。
                                                    統括 木下

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